
『並行注目法』は、カウンセリングクリエイトハート独自で考えた心理療法です。
今回のブログは、その『並行注目法』についてご説明します。
1.『負の注目』だけをしている状態

『負の注目』だけをしている状態だと、【思考】は(マイナス思考)になり、【気分・感情】は(ネガティブ感情)にどんどんなっていきます。
そうすると、(ネガティブ感情)と(マイナス思考)を失くしたいと考え、【思考】は「相手の悪い所に対して怒りをぶつけたい」などの【行動】に向かうベクトルの【動機】に変わります。
【動機(マイナス思考)】×【気分・感情(ネガティブ感情)】の大きさが【行動】を起こす要因の【動因】に達した時、ついに、攻撃的な【行動】(『負の注目』の『ストローク』)を与えてしまいます。
このメカニズムを変えない限り、同じようなことを何度も繰り返してしまいます。
2.人間は『無意識』に変化を嫌う
人間には、『普遍的無意識』があります。
『普遍的無意識』は、遺伝的な『無意識』であり、江戸時代、戦国時代、平安時代、原始時代と過去の記憶が『無意識』の中に残っています。
例えば、原始時代は、しっかりとした家もなく、周りは巨大な恐竜が生息しています。
この時代の、小さな変化は、死に直結する可能性がありました。
でも、今は恐竜もいませんし、現代は人間が支配する世界。
周りに身に危険を及ぼす生物がいる可能性はかなり低いです。
この現代にそぐわない『普遍的無意識』ですが、今でも人間の中には、この『普遍的無意識』は残っています。
今まで習慣的におこなっていたことをいきなりなくそうとすると『普遍的無意識』が抵抗する可能性もありえます。
そのためには、段階的に『普遍的無意識』に気づかれないように少しづつ変化を与えていくということが必要になってきます。
3.『正の注目』をする新しい自分を作り出し、時間などの資源を分け与える

①自分の中で『ポジティブな新しい自分』を作り出す
以上のように、『今までの自分』を無理やり変えようとしたり、無くそうとしたりすると、『普遍的無意識】が反応し、抵抗する可能性があります。
よって、とりあえず、『今までの自分』はそのままにして、自分の中で『ポジティブな新しい自分』を作り出します。
②『ポジティブな新しい自分』に資源を分け与える
自分の中で作り出した『ポジティブな新しい自分』が活動できなければ意味がありません。
よって、『ポジティブな新しい自分』が活動ができるように資源(特に時間)を分け与えることを鉄則として守りましょう。
『ポジティブな新しい自分』に分け与える資源
- 時間
- 脳の領域
- 心のエネルギー
- 体力
- 思考や行動をしやすい環境
- 否定をしない
など
4.いろいろなタイプの『ポジティブな自分』をどんどん増やしていき、『ネガティブな自分』に打ち勝つ

上図のように相手のいろいろな良い所に『注目』する複数の『ポジティブな自分』をどんどん増やしていきます。
そうすると、『ネガティブな今までの自分』は勢力を弱めていきます。
『ポジティブな自分』は必ず何らかの形で【行動】を起こすようにしてください。
そうしないで、心の中で『ポジティブ』に思っているだけでは、表面に現れず、相手にも伝わりにくいですし、形に現れないので、『評価』や『改善方法の検討』ができないからです。
5.最後は勇気を持って、『ネガティブな今までの自分』を『リリースする(捨てる)』ことを決断し、固く誓います
ここまで来ると、『ネガティブな今までの自分』をこれから守っていくことに意味がないと思っていることでしょう。
そこまで来たら、最後は勇気を持って、『ネガティブな今までの自分』を『リリースする(捨てる)』ことを決断します。
もう『ネガティブな今までの自分』が大きくならないようにゼロになるように完全に『リリースする(捨てる)』ことを決断してください。
そして、『ネガティブな今までの自分』を完全に『リリースする(捨てる)』ことを固く誓います。
『ネガティブな今までの自分』は『幻』と捉えて無い物と考える!!

人間は、程度の違いはありますが、『普遍的無意識』を持っています。
『普遍的無意識』は、『過剰な防衛本能』であり、『変化』を「なんとなく」過剰に嫌う性質があります。
この『普遍的無意識』が正直やっかいなものであり、人が『変わりたい欲求』を持っていても、この『普遍的無意識』が『変わりたくない欲求』を創り出してしまうのです。
そうして、『欲求の綱引き』をおこなっているのです。
これに対する対処がかなり難しく、心の深い問題には、カウンセリングや心理療法が必要である大きな理由であります。
当サロンは、この『普遍的無意識』に妨害されないように高度な技法や心理療法を活用していきます。