
前回のブログNO253.論理療法でご説明をした『論理療法』では、『不適応的認知』に対し、論理や理論を【言語】に乗せ、『反論』し、『適応的認知』に変えていくというものでした。
『論理療法』を強力にしたものが、『トランス療法』反論法です。
『トランス療法』反論法は、カウンセリングクリエイトハート独自で考えた心理療法です。
『トランス療法』反論法では、『セルフトランス療法』を用い、ネガティブな『自動思考』が現れたら、すかさず『トランス療法』反論法で『反論』します。
以下にトランス療法と『トランス療法』反論法のご説明の流れを示します。
1.トランス療法

上図を参考にしてください。
【思考】の部分が『論理療法』でいう『論理』に当たります。
それ以外にも、以下の要素を【言語】に乗せ、自分に伝えます。
『論理』(【思考】)以外の要素
- 【五感】(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)
- 【気分・感情】
- 【身体】
- 【行動】
トランス療法(例)
ネガティブな【自動思考】
「どうして自分は完璧にできないんだろう・・・」
推論の誤り
全か無か思考(白黒思考)
通常の反論
「完璧にできるに越したことはないが、人間だからミスすることもある。」
2.『トランス療法』反論法
『トランス療法』反論法(例)
ネガティブな【自動思考】
「どうして自分は完璧にできないんだろう・・・」
推論の誤り
全か無か思考(白黒思考)
通常の反論
「でも、完璧にできるに越したことはないが、人間だからミスすることもある。」
(次につなげる)
『トランス療法』反論法
「それよりも、私は、貴重な今という時間に幸せを感じられることをした方が良いかもしれない。
今日はラッキーなことに天気も良いし、太陽が優しい日差しを指してくれていて、世界をこんなにも明るくしてくれていて、ポカポカと心地よく私の体を暖めてくれていることに気づくことができる。
そう、こんなに素敵な日には、私の大好きな、甘くて、すごくおいしい、あのショートケーキを買いに行こう。
あのショートケーキのあの柔らかい触感を感じる瞬間が私を幸せな世界に連れて行ってくれるんだ。
あのショートケーキを買った帰り道は、うれしさのあまり、体が軽く感じていることでしょう。
そして、ついに家に着き、あのショートケーキを食べるその時が、私だけの幸せな時間と空間になることでしょう。」
『トランス療法』反論法は、あまり難しく考えないように【ポジティブ感情】と【五感】をつないだセットを何個もつないでいく感じでやっていくとよいでしょう。
『思考』は『感覚』を土台にしておこなわれます。
『言語』は一時的に『思考』を変えますが、継続的で固定的な『感覚』ではまたすぐに同じ【自動思考】が何度も出てきます。
そのため、カウンセリングクリエイトハートでは、根本的に継続的で固定的な『感覚』を変えていくため、心理カウンセラーは『言語』だけでなく、それに【五感】(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)、【気分・感情】、【身体】、【行動】などを複雑に絡めて『無意識』に対してメッセージを伝える『トランス療法』反論法を実際の心理カウンセリングでおこなっております。
カウンセリングクリエイトハートの心理療法のご説明の最初のページ、目次をご確認される方は以下のリンクを押してください
NO244.『ストレス反応』を引き起こす要素とは
カウンセリングクリエイトハートの心理カウンセリングのご説明の最初のページ、目次をご確認される方は以下のリンクを押してください
NO205.やる気を起こすパブリック・コミットメント
次回のブログではNO255.多重反論法では、この『トランス療法』反論法に『負の注目』、『正の注目』、『無視』の要素を加えたカウンセリングクリエイトハート独自で創り出した『多重反論法』をご説明いたします。