
前回のブログNO254.『トランス療法』反論法で、『論理療法』と『トランス療法』を組み合わせたカウンセリングクリエイトハート独自の心理療法です。
今回のブログでご説明する『多重反論法』は、『論理療法』と『トランス療法』を組み合わせた『トランス療法』反論法にさらに『負の注目』、『正の注目』、『無視』を組み合わせたカウンセリングクリエイトハート独自で考えた心理療法です。
『多重反論法』は、『負の注目』、『正の注目』、『無視』の3段階で、『ネガティブな自動思考』が現れたら、すかさず『反論』し、『不適応的認知』を『適応的認知』に変えていく反論法です。
『多重反論法』は以下の流れでご説明いたします。
1.『負の注目』、『正の注目』、『無視』
①『負の注目』
ネガティブな部分に『注目』し、ネガティブな『ストローク』を与えること
②『正の注目』
ポジティブな部分に『注目』し、ポジティブな『ストローク』を与えること
③『無視』
『注目』しないこと
存在を認める全ての言動、良くも悪くも対象に向けての全てのコミュニケーション
2.『多重反論法』の方法
『ネガティブな自動思考』が現れたら、すかさず、以下の3段階の反論法をおこなう。
①『負の注目』【論理療法】
『ネガティブな自動思考』に対して、『負の注目』で否定的に論理療法で反論する。
②『正の注目』【『トランス療法』反論法】
『ネガティブな自動思考』に対抗する、『ポジティブな思考』を用意し、『トランス療法』反論法で【五感】(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)、【気分・感情】、【身体】、【行動】の情報、形容詞、接続詞を【言語】に乗せ、『ポジティブな思考』を『正の注目』で肯定するようにメッセージを与える。
③『無視』【論理療法】
『ポジティブな感覚』を十分に味わい、【気分・感情】がポジティブになったら、『ネガティブな自動思考』を『無視』するよう論理療法で反論する。
3.『多重反論法』の(例)
ネガティブな【自動思考】
「どうして自分は完璧にできないんだろう・・・」
推論の誤り
全か無か思考(白黒思考)
①『負の注目』【論理療法】
「完璧にできるに越したことはないが、人間だからミスすることもある。」
②『正の注目』【『トランス療法』反論法】
「それよりも、私は、貴重な今という時間に幸せを感じられることをした方が良いかもしれない。
今日はラッキーなことに天気も良いし、太陽が優しい日差しを指してくれていて、世界をこんなにも明るくしてくれていて、ポカポカと心地よく私の体を暖めてくれていることに気づくことができる。
そう、こんなに素敵な日には、私の大好きな、甘くて、すごくおいしい、あのショートケーキを買いに行こう。
あのショートケーキのあの柔らかい触感を感じる瞬間が私を幸せな世界に連れて行ってくれるんだ。
あのショートケーキを買った帰り道は、うれしさのあまり、体が軽く感じていることでしょう。
そして、ついに家に着き、あのショートケーキを食べるその時が、私だけの幸せな時間と空間になることでしょう。」
③『無視』【論理療法】
「だから、済んだことを今考えていたら、考えた分、幸せでいられる時間が減るだけだから、考えないようにしよう。」
『思考』は自分が『想像の世界』の中で作り出した言ってみれば『現実の世界』の中で実態を持たない『幻』です。
あえて厳しいことを言うと、他者が『現実の世界』の中で【五感】で気づくこと、感じることができない『思考』や『想像の世界』は『幻』なのです。
『幻』に対して「どうやったら無くしていけるのだろう」と『思考』している時点で、『幻』に対して『ストローク』を与えており、「幻の存在を認めてしまっている」ことになります。
だから、『想像の世界』の中で自分が作り出した『幻』は、最後は【注目】を反らして『無視』するのが最善の方法です。
この『多重反論法』は自分の中で現れたネガティブな【自動思考】に対して、『負の注目』で否定して、その後に『正の注目』【『トランス療法』反論法】でネガティブな【注目】から注目を反らし、最後はその『幻』の存在を『無視』するというカウンセリング技法です。
カウンセリングクリエイトハートでは、この『多重反論法』を心理カウンセリングで使用しています。
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NO244.『ストレス反応』を引き起こす要素とは
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NO205.やる気を起こすパブリック・コミットメント
次回のブログNO256.並行注目法は、『モード切替』を利用して矛盾したそれぞれの《モード》で『並行』して『注目』するカウンセリングクリエイトハートが独自で創り出した心理療法、『並行注目法』をご紹介します。