NO159.アドラー心理学のうまくいかない時の対処方法①

今回のブログから、アドラー心理学のうまくいかない時の対処方法についてカウンセリングクリエイトハートがお話をしたいと思います。

アドラー心理学のうまくいかない時の対処方法のブログ構成は以下の通りです。

アドラー心理学のうまくいかない時の対処方法のブログ構成[目次]

人は、何かうまくいかない時、その『原因』にばかり目が行きがちになります。

しかし、『原因』ばかりを追い求めても問題の解決にはつながりません。

そのような時には、『アドラー心理学』の『目的論』、「人間の行動には、その人特有の意思を伴う目的がある」という『未来志向の考え方』をベースに考えてみましょう。

まず、『原因論』と『目的論』の違いと『時の流れを考えた現実的思考』、『ソリューションフォーカストアプローチ』を以下でご説明します。

1.原因論

  • あの人のせいでこんなことになった⇒犯人探しをする
  • どうして、おまえはこんなことをするんだ⇒他者の人格否定をする
  • あの時、こうしておけばよかった⇒後悔する

2.目的論

  • 目的のために自分はこれからどうすればいいんだろう⇒人のせいにせず、自分事として捉える
  • どうすれば目的に近づけるんだろう⇒『目的』から変えることができる『未来』に『注目』し、今後の対応策を考える
  • 『目的』を達成するために自分は何ができるか⇒失敗した人の『人格』は否定せず、『チーム』として力を合わせ、『未来』に『注目』し、一人だけではなく、『チーム全員の力』でどう『行動』すればいいか『思考』する

何か問題が起きた時は、『過去』に『注目』し、何が『原因』で何故その問題が起こったかを探るのは、確かに必要なことではあります。

ただ、もっと大事なのは、『目的』と『未来』に【注目】して【行動】する『時間』をどう増やしていくかです。

今回で、大体、『原因論』と『目的論』の違いがお分かりになられたと思います。

3.時の流れを考えた現実的思考

『原因論』と『目的論』の違いを考えると、以下の『思考』があると考えられます。

『原因論的な思考』と『目的論的な思考』

『原因論的な思考』

『原因』を追究していくため、『過去』の『思考』だけの【点の注目】をしているため、《今この瞬間》の『時の流れ』を感じられなくなり、「マイナスを無くしていこう」という『マイナス思考』で『静止画的思考』になっていきます。

『記憶』は「決して忘れません」。

但し、自ら『想起』する回数を減らしていければ、『記憶』は「限りなく忘れた状態」にできます。

また、『マイナスの記憶』は「無くそう無くそうとすればするほど無くなりません」。

『回避の欲求』は『ネガティブ感情』しか産み出さず、『ネガティブ感情』そのものが『ストレス』です。

『目的論的な思考』

『目的』を追求していくため、『今』を起点に『未来』に向けた【方向性の注目】をしているため、《今この瞬間》の『時の流れ』を感じ取っていき、「プラスでマイナスを補っていこう」、「プラスに向かうことでマイナスを関係なくしていこう」という『プラス思考』で『動画的思考』になっていきます。

『未来』に向け、《今この瞬間》の『現在』を強い『ポジティブ感情』にしっかりと結びつけて『記憶』していく【行動】をおこなっていけば、その『記憶』は「忘れません」。

さらに、自ら『ポジティブ感情』を創り出し、自ら『想起』する【行動】を増やしていければ、その『記憶』は「自然と何度も思い出される状態」にできます。

これは、人間の『無意識のプログラム』、『気分一致効果』を活用した方法です。

また、基本的に人間は矛盾することができない生き物なので、『プラスの記憶』を『想起』している間は、『マイナスの記憶』は「無い状態になります」。

『接近の欲求』の《方向性》が問題を『回避』できる《方向性》であり、『接近の欲求』で【行動】し続けていけば、『回避の欲求』を持っていなくても知らない内に『回避』でき、『ポジティブ感情』で『ストレス』が自然となくなります。

『静止画的思考』と『動画的思考』

『静止画的思考』

  • 『静止画的思考』は一枚の絵の中に『時の流れ』を無視して「つながりがない」『情報』を『点』としてただ並べ、無理に『意識』上に全て詰め込む傾向がある
  • 『時の流れ』を感じ取れず、「今すぐ思った通りにしなければいけない」と『錯覚』し、常に『焦りの感情』を固定的に持ち続ける傾向があるため、まず【行動】を起こすということがなかなかできないため、『積み重ね』ができない
  • 『情報』はただ単に多い方がいいと考え、ずっと『情報集め』をする傾向がある
  • 思いついたことは《流れ》を考えず、すぐに口に出してしまう
  • いつも『思考』に【注目】しているため、常に『自己意識状態』であり、『自分の感情』のみで『自分だけの都合の思考』をし、「自分の中で『理由』があれば正しい」という『錯覚』をしてしまう
  • 『思考の世界』の中の『幻の問題』に常に『反応』しているため、常に『焦りの感情』を固定的に持っていて、「『強い感情』を持っているのだから優先されるべきだ」と『錯覚』し、『強い感情』を創り出し続けて、自ら『ストレス』を創り出すだけでなく、周りの人に迷惑を掛け、『事実として残る問題』を作り出す
  • 『強い感情』を元に『思考』する『感情論』で『決めつけ』し、それを元にさらに『強い感情』を創り出すため『悪循環』を引き起こす
  • 『静止画的思考』で単に『理由』が多ければ正しいと考え、自分の『強い感情』を元に『理由』を作り続け、ただ並べていくだけなので、相手は《感覚的》に「自分勝手な感情論ばかり言っている」と察する
  • 『衝動的』に自分の中にあるものを「ワンパターン」な『流れ作業』で「出し続け」、《柔軟性》がなく、「相手の意見と衝突させる」ため、『新しいもの』を『追加』できず、『自分の世界観』が『限定的』になっていき、人間関係も『悪化』していく
  • 『非現実的思考』

『動画的思考』

  • 『動画的思考』は『時の流れ』を感じ取り、連続したムービーのように考えるため、イメージも活用し、『情報』を「つながりがある」『方向性』として捉え、全体の流れは『無意識』に置いておき、今だけを『意識』する
  • 『時の流れ』を感じ取れるため、まだ先の『未来』のことに対しては焦らず、『感情』を調整する余裕があるため、落ち着いて必要な『タイミング』で必要な【行動】を起こし、『積み重ね』ができる
  • 『情報』は『タイミング』が合わないとあまり意味がないと考え、『タイミング』を考え必要な分の『情報集め』ができる
  • 思いついたことがあっても《流れ》を考え、すぐに口に出さず、『保留』にすることができる
  • 『思考』しては『現実』と照らし合わせることをしているため、『自己意識状態』と『外部意識状態』の『モード切替』ができ、『自分の感情』だけでなく『相手の感情』も含め『包括的な思考』をし、「『理由』は自分の中だけでなく相手の中にもある」と考え、『アサーションなコミュニケーション』で『共同体としての思考』ができる
  • 『現実の世界』の中で『時の流れ』を感じ取っているため、そもそも『思考の世界』の中で『幻の問題』を作り出さず、『冷静』で『感情』は自分だけでなく他者もあることが分かっているため、《流れ》を見ながら適応的に『感情』を調整して創り出すため、自ら『ストレス』を創り出さない
  • 『感情』をオフにして『理性』で『思考』し、その『思考』を元に適応的な『感情』を必要な分だけ創り出し、【状況】に合わせてその『感情』をオフにできるため、相手の『感情』も優先できるため『好循環』を産み出していける
  • 『動画的思考』で「つながりのある」『理由』でなければ意味がないことを分かっているため、結果につながる『理由』だけを言い、説得力があり、『時の流れ』を感じ取りあまり重要ではない『理由』は言わない
  • 《全体性》を感じ取れるため、「出すだけではなく引っ込めることもでき」、『流れ作業』にならず、【状況】に合わせて「いろいろなパターン」を使いこなせるので、《柔軟性》があり、「相手の意見を受け入れ、それを活かしてアウトプットするので相手と衝突せず」、次々と発展的に『新しいもの』を『追加』していき、『自分の世界観』が『オープン』になり、人間関係も『好循環』になって、自分にとっても相手にとってもメリットがある『正の相乗効果』を産み出す
  • 『現実的思考』

4.ソリューションフォーカストアプローチ

ご自分のポジティブな『目的』に向かって【行動】していけば、『原因』が分からなくても問題が解決するということは実はよくあることです。
実は【行動】を起こしていった方が「説明や会話、議論ばかりで進めていくやり方」よりも効果的で効率的で確実性が高く、カウンセリングクリエイトハートは『行動療法』や『ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)』を得意としているので、従来のカウンセリング方法よりも圧倒的に速いです。
当サロンはソリューションフォーカストアプローチというカウンセリング技法で『原因』を追究せずにポジティブな『目的』に向かう【行動】を起こして『新しい体験』をして問題を解決していく心理カウンセリングをおこなっています。

カウンセリングクリエイトハートのアドラー心理学のご説明の最初のページ、目次をご確認される方は以下のリンクを押してください
NO105.アドラー心理学を日常生活に取り入れてみましょう!!


次回のブログNO160.アドラー心理学のうまくいかない時の対処方法②では、例を挙げて、アドラー心理学のうまくいかない時の対処方法について解説していきます。

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