
前回のブログNO157.アドラー心理学、『怒り』は何故、発生するのか?②で、『怒り』は『二次感情』であり、その背景には「寂しい」、「つらい」、「悲しい」などの『一次感情』があることをお話してきました。
それでは、今回のブログは、それを踏まえ、『怒り』をコントロールする方法をカウンセリングクリエイトハートがご説明していきたいと思います。
以下に、その方法を示します。
『怒り』をコントロールする方法
『怒り』が湧いたら、『怒り』の元である『一次感情』を相手に伝える
例えば、子どもがいつものように今日も寝坊して
「何度言ったら分かるの? もう知らないから!!」
と『怒り』をいつも表していたとします。
その場合はの『怒り』をコントロールする方法を以下でご説明いたします。
①いつも自分が『怒り』を使っていることに気づく
まずは自分を客観的に見て相手に向けている感情に気づくことが大事です。
そのためには、『今の自分を客観的に見ることができるモード』が必要となります。
※『モード切替』のページ参照
②冷静な時が必ずあるはずなので、その時に『怒り』の『一次感情』を考えてみる
例えば・・・
- 何回言っても直してくれない
⇒悔しい - 子供の将来が心配
⇒不安 - 朝の忙しい時にいつも起こさなければいけない
⇒つらい
場合によっては、ノートなどに書き出し、冷静に自分の『一次感情』をはっきりと把握するといいでしょう。
③冷静な感情で、自分の『一次感情』を伝える(言うのではなく、伝える意識が大事)
②で把握した自分の『一次感情』を冷静に相手に伝わるように言います。
(いつも怒って効果のないことを何度繰り返しても意味はありません)
○○、いつも何時に起きて欲しいといっているから、もう起きて欲しいの。
お母さんは○○のことが心配なの。
大人になったら自分で起きなければいけないのよ。
あと、お母さんも仕事をしているから、仕事の準備とかで忙しいから自分で起きてくれると助かるの。
今までと同じようなことが続いたら、お母さん、とてもつらいの。お母さん何度も伝えてきたけど、伝え方が悪かったのかな。
他のお母さんよりもうまくお母さんできていないのかな。
どう言ったらいいか、お母さん分からなくて、悔しい。
さあ、皆さん、上の例をみてどう思われますか?
『一次感情』を伝える方が効果があるような気がしませんか?
『二次感情』よりも『一次感情』の方が、『本音』の部分となります。
普段から、『本音』を言い合える『関係』と『環境』を作ることが大事です。
ただ、これを見てお気づきかもしれませんが、確かに『怒り』は『二次感情』であり、『一次感情』があって『目的』を持って作られますが、このブログでご説明した『一次感情』は全て『ネガティブ感情』になっています。
『ネガティブ感情』からは『回避の欲求』しか産まれず、「無くそう、無くそう…」、「0にしよう、0にしよう」という【思考】が産まれ、『欲求』は基本的には元々「~だったらいいな」という『個人欲求』なのにもかかわらず、これらのことが反復しておこなわれると「~でなければいけない」という『支配的思考』になり、『支配的行動』をおこなう『目的』で『怒りの感情』を自ら作り出します。
『一次感情』が『ポジティブ感情』なら、そもそも『怒りの感情』は作り出されないのです。
『回避の欲求』は全て『接近の欲求』に置き換えることが可能であるとカウンセリングクリエイトハートは考えております。
以下に例を示します。
- 『ネガティブ感情』:「主人がいつも仕事でいなくて、寂しいな…。」
- 『マイナス思考』:「いつも寂しい思いをしている。それは主人が仕事ばかりしているせいだ。」
- 『回避の欲求』:「主人が仕事を優先していることが原因。主人が仕事を優先しなくなればいいんだ!!」
- 『怒りの感情』:「仕事ばかりを優先している主人が許せない!!」
- 『支配的行動』:「あなたはいつも仕事ばかりして、私のことなんてどうでもいいんだ。だったら離婚しましょう!!」
- 『ポジティブ感情』:「主人とお出かけできたら、楽しいだろうな…。」
- 『プラス思考』:「たまには休みの日くらいは、一緒にお出かけしたいな。」
- 『接近の欲求』:「休みの日くらいは一緒にお出かけしてお互いにリフレッシュする目的で交渉すればいいんだ。」
- 『共同体としての行動』:「たまには一緒にお出かけしてくれたらうれしいな。それにあなたもたまにはリフレッシュした方がいいでしょ。」
カウンセリングクリエイトハートは、『怒りの感情』により関係が壊れないようにしていくことも考えて、ルールを作っているため、ルール厳守で心理カウンセリングを進めていきます。
怒りの最初のページ、目次をご確認される方は以下のリンクを押してください
NO156.アドラー心理学、『怒り』は何故、発生するのか?①
カウンセリングクリエイトハートのアドラー心理学のご説明の最初のページ、目次をご確認される方は以下のリンクを押してください
NO105.アドラー心理学を日常生活に取り入れてみましょう!!
次回のブログNO159.アドラー心理学のうまくいかない時の対処方法①はうまくいかない時の考え方の重要な要素、『原因論』と『目的論』についてカウンセリングクリエイトハートがご説明いたします。