
前回のブログNO257.リフレーミングで、人や物事の違う面に『注目』して違う捉え方をして【解釈】を切り替える『リフレーミング』というカウンセリング技法についてご説明しました。
今回のブログは、『並行注目・多重反論法』は、カウンセリングクリエイトハートが独自に考えた『並行注目法』と『多重反論法』を組み合わせた心理療法についてご説明いたします。
カウンセリングクリエイトハートはこれらの心理療法により『モード切替』を最大限活用に《柔軟》に『問題』に対処していく心理カウンセリングをおこなっていますが、自分自身の【行動】は『事実』として残っていくため、その『文脈』に【気づく】こと、【感じる】ことができる《感覚》が必要です。
前回のブログNO257.リフレーミングも参照しながら読み進めていってください。
1.『並行注目・多重反論法』のカウンセリングの進め方
※カウンセリングクリエイトハートで心理カウンセリングを受けられる方はこちらは読まなくてもいいです
心理療法をおこなっていくために必要なことは決して《分かる》ではなく、スムーズに実際に《流れ》に沿って【行動】を進めていくことです!!
1.日常生活の中で習慣的に現れる【ネガティブな自動思考】を捕まえる
日常生活の中で習慣的に現れる【ネガティブな自動思考】を捕まえ、メモをする。
(この段階では、それ以上、【ネガティブな自動思考】に触れないようにする。)
【ネガティブな自動思考】を日常生活の中で捕まえる手法は、『認知行動療法』の最初の手法で最も大事な部分です。
2.心が落ち着く環境で【ネガティブな自動思考】を検証し、ポジティブな【思考】、【気分・感情】になり、ポジティブな【行動】ができるようになる『計画』を立てる
- 【ネガティブな自動思考】がどの『推論の誤り』に当たるのか検証する
- 【ネガティブな思考をした人や物事】を『リフレーミング』し、『並行注目法』でいろいろな『正の注目』をおこなう複数の自分を作り上げる
ネガティブな思考をした人や物事に『リフレーミング』をおこない、『並行注目法』でいろいろな『正の注目』をおこなう複数の自分にどのように『ポジティブな面』を『注目』するかを具体的に記入する。 - それぞれの『正の注目』をおこなう複数の自分で『多重反論法』で3段階の『反論』をおこない、表面に形として現れるように【ポジティブな行動】をする
- 各『正の注目』をおこなう複数の自分に【ネガティブな自動思考】に対し、『負の注目】で『反論』するセルフトークを作り、記入する
- 各『正の注目』をおこなう複数の自分に【ネガティブな自動思考】に対抗する『リフレーミング』した『正の注目』で『トランス療法反論法』のセルフトークを作り、記入する
- 各『正の注目』をおこなう複数の自分に、以上のセルトークを踏まえ、【ネガティブな自動思考】を『無視』するセルフトークを作り、記入する
3.『並行注目・多重反論法』の『計画』の『実行』
上記の『計画』した内容に従い、『実行』していき、『実行記録表』に記録していきます。
4.『並行注目・多重反論法』の『計画』の『実行』を『評価』・『分析』
『並行注目・多重反論法』の『計画』の『実行』について、『反省点』を探し、『改善方法の検討』をおこないます。
5.『並行注目・多重反論法』を『再計画』
以上までで、十分な『効果』(【ネガティブな気分・感情】の低下)が得られていなければ、再度、改良した.『並行注目・多重反論法』の『計画』を立て、最初の段階に戻り、繰り返しおこなっていきます。
2.『モード切替』をおこなっても、自分の【行動】に対する『文脈』に【気づく】、【感じる】ことができる《感覚》が必要
まず、カウンセリングクリエイトハートが皆様に伝えたいことは、皆様が今この瞬間に感じている世界や自分の性格、価値観などは、決して自分の全てではないということです。
…と言葉だけでお伝えしても、おそらくピンとこないと思います。
人間は誰もが『多重人格みたいなもの』であり、ご自分の中にはいろいろな『人格』が存在し、『無意識』がこの『人格』を上手に切り替えて「つないでいく」『モード切替』をおこなうことができる『潜在能力』は備わっているのです。
ただ、『多重人格みたいなもの』であり、決して『多重人格』になってはいけません。
それは、『モード切替』により違う存在に切り替えたとしても、自分の『体』の中では「細い糸でつながっている」必要があります。
つまり、『現実の世界』の中では『文脈』が『事実』としてあり、自分自身、自分が『選択』した【行動】に対して『責任』を持ち、その「つながり」による『文脈』に【気づく】、【感じる】ことができる《感覚》がなければいけません。
これは、ACTの6つのコアとなるセラピー・プロセスの『文脈としての自己(違う存在の新しい自分で今までの自分を客観視する)』に関連したことになります。
もし、この『モード切替』が上手にバランス良くおこなわれない状態であったら、『無意識のプログラム』を書き換えていく必要があります。
カウンセリングクリエイトハートは、この『モード切替』が上手にバランス良くおこなわれるように【行動療法】を中心に心理カウンセリングをしていき、ご自身の世界は決して一つではないことを《感覚》で実感できるように進めていきます。
人は直接、あなたの『心』が見えるわけではなく、あなたの『体(姿)』つまりあなたの【行動】を見て、それを通じて『心』を察しているのです。
決して『言語コミュニケーション』だけで、コミュニケーションはおこなわれる訳ではないのです。
コミュニケーションは、自分と他者、自分と全体との『循環』です。
自分の『欲求不満』の解消や『ストレス』の解消をしていくためには、まず先に相手の『欲求』や『ストレス』に対し、『文脈』に【気づく】、【感じる】ことができる『非言語的コミュニケーション』が大事となってきます。
《分かる》ではダメであり、《できる》ようにならなければいけません。
3.世界観を広げていく
人間はそもそも『強い感情』、特に『強いネガティブ感情』で何かに【注目】したら、それ以外のものに気づかなくなる性質、『本能的』な『無意識のプログラム』があります。
人間も元々『動物』の一種であり、『本能的』な『無意識のプログラム』に飲み込まれると『理性』を失ってしまうのです。
だから、一旦今の自分を置いておき(アクセプタンス)、『感情』のスイッチを「パチン!!」と『オフ(無の世界)』にして、いっさいの『決めつけ』を無くして、『完全ゼロスタート』で始めていく必要があるのです。
これは、ACTの6つのコアとなるセラピー・プロセスの『アクセプタンス(受け容れて、とりあえず置いたままにしておく場所を用意しておく)』に関連したことになります。
人間は元々、『矛盾』を上手に受け取り、上手に対処することができない《柔軟性》がない部分が確かにあります。
つまり、人間の世界観は注意しないとすぐに『狭い世界観』になるということです。
ただ、人間は他の動物と違い、『本能』に対し、『理性』で対抗して、生まれ育った場所も文化も性格も能力も違う人間同士で『社会』を創り出して『独自に進化した唯一無二の動物』です。
だから、人間は自分自身の『本能』に対し『理性』で対抗し自分の『世界観を広げていく』ことができ、さらに、それが『あるべき欲求』であり、『理想的』であり、『相手が興味を持ってくれる価値がある』ものであれば、その《姿勢》を周りの人達が気づき、感じ取り、あなたの『所属』自体の『世界観を広げていく』ことにつながっていきます。
これは、ACTの6つのコアとなるセラピー・プロセスの『価値(自分や他者の人生、全体性にとって何が価値があるのかを知っておく)』に関連したことになります。
カウンセリングクリエイトハートでは、繰り返し何度もお伝えしていることですが、会話や議論よりも【行動】を重視していますので、心理カウンセラーから言われたことはまず受け入れ、すぐに取り入れられなければ、『保留』にして、カウンセリングで得たもの全てを活用できなくてもその一部だけでも実際に【行動】を起こして『現実の世界』の中で実際に『体験』して確認していく《流れ》が【鉄則のルール】となっております。
カウンセリングの『本来の目的』は、相談者様ご本人を【変化】させていくこと!!
このことを忘れないようにご注意ください。
カウンセリングクリエイトハートの心理療法のご説明の最初のページ、目次をご確認される方は以下のリンクを押してください
NO244.『ストレス反応』を引き起こす要素とは
カウンセリングクリエイトハートの心理カウンセリングのご説明の最初のページ、目次をご確認される方は以下のリンクを押してください
NO205.やる気を起こすパブリック・コミットメント
以上より、『理性』で『世界観を広げていく』ことが必要ですが、そのため、次回のブログNO259.チャンキングで『世界観』を広げたり、追加したり、切り替えたりする『チャンキング』という手法についてカウンセリングクリエイトハートがお話していきたいと思います。