
前回のブログNO232.コミュニケーションレベルの段階と流れで、コミュニケーションは『関わる範囲』を上手に広げていくと、お互いの『尊敬』度、『信頼』度は上がっていきコミュニケーション継続的で発展的なものにレベルの段階が上がっていくことをカウンセリングクリエイトハートがご説明しました。
今回のブログは、『解放領域』を広げていくコミュニケーションというテーマでカウンセリングクリエイトハートがお話していきます。
アメリカの心理学者ジョセフ・ルフトとハリー・インガムによって発表された『対人関係におけるお互いの気づきのグラフモデル』があります。
後に、そのモデルは、二人の名前を組み合わせ、『ジョハリの窓』と呼ばれるようになりました。
今回のブログは、『ジョハリの窓』と『Iメッセージ』について以下の流れでカウンセリングクリエイトハートがご説明いたします。
1.『ジョハリの窓』
『ジョハリの窓のモデル』を下図に示します。

『ジョハリの窓』は、『対人関係におけるお互いの気づき』を「自分は知っている」、「自分は知らない」、「相手は知っている」、「相手は知らない」の4つの要素により、『4つの領域』に分けたものです。
『ジョハリの窓』の【4つの領域】
それでは、以下に『ジョハリの窓』の【4つの領域】についてご説明したいと思います。
a.【解放領域】
「自分は知っている」、「相手は知っている」領域。
お互いが知っている領域。
解放領域が広がっていくことにより、コミュニケーションレベルは発展しやすくなっていく。
b.【隠蔽領域】
「自分は知っている」、「相手は知らない」領域。
自分は知っているが相手には教えていない領域。
基本的に自分が知っていることを相手に教えること(自己開示)をしなければ、隠蔽領域のままである。
c.【盲点領域】
「自分は知らない」、「相手は知っている」領域。
相手は知っているが自分は気付いていない領域。
基本的に相手が知っていることを自分に教えてもらうこと(フィードバック)をしてもらえなければ、盲点領域のままである。
d.【未知領域】
「自分は知らない」、「相手は知らない」領域。
お互いの知っていることが多くなり、コミュニケーションレベルが上がって、対人関係が密になっていくと未知領域での新しい発見ができる可能性がある。
2.【解放領域】を広げていくコミュニケーション
【解放領域】を広げていくコミュニケーションは、『自己開示』と『フィードバック』の要素を動かしていき、【解放領域】を広げて「お互いに知っている部分」を増やしていく、良好な人間関係を構築していくコミュニケーションです。
これをおこなっていくためには上記でご説明した『ジョハリの窓』の【4つの領域】の知識が必要となります。
【解放領域】を広げていくコミュニケーションのご説明は以下の流れでおこなっていきます。
(1)『自己開示』と『フィードバック』
『自己開示』と『フィードバック』は【解放領域】を広げていくためのコミュニケーションのツールとなります。
適切に自分から『自己開示』をし、[返報性の原理]で相手からも『フィードバック』をもらえるようなコミュニケーションをしていくことが、【解放領域】を広げていき、コミュニケーションレベルを発展させていくことにつながります。
a.『自己開示』
「自分は知っている」「相手は知らない」情報を自分から相手に教え、【隠蔽領域】を狭め、【解放領域】を広げること。
b.『フィードバック』
「自分は知らない」「相手は知っている」情報を相手から自分に教えてもらい、【盲点領域】を狭め、【解放領域】を広げること。
(2)【解放領域】を広げていくコミュニケーションの方法
『自己開示』をした分だけ【隠蔽領域】は【解放領域】として広がり、『フィードバック』を受けた分だけ【盲点領域】は【解放領域】として広がっていくようコミュニケーションをおこなっていきます。
【未知領域】は【解放領域】が広がっていくと、コミュニケーションレベルが上がっていき、対人関係が密になっていくので、お互いが知らない新しい発見ができる可能性が高まっていきます。
3.『Iメッセージ』を使ったコミュニケーション
時には、相手を傷つける可能性があったり、相手を怒らせてしまう可能性があることも伝える必要がある場合があると思います。
その時は、『Iメッセージ』を使っていきましょう。
『Iメッセージ』とは、主語を一人称「私は~と思う。」という表現に変える表現テクニックです。
あなたは、30分も人を待たせるなんてひどいわ!!
私は、30分も人を待たせるのは良くないと思うの。
この『ジョハリの窓』は自分と相手の2者において「知っている」か「知らない」かについての理論ですが、これは他のことについて応用できると考えます。
例えば、
- 自分が正しいと思っていても、相手が正しいと思うとは限らない
- 自分が大事に思っていても、相手が大事に思うとは限らない
- 自分が価値があると思っていても、相手が価値があると思うとは限らない
- 自分が興味があっても、相手が興味があるとは限らない
- 自分が向かっていきたいと思っていても、相手が向かっていきたいと思うとは限らない
など
『ジョハリの窓』で【未知領域】があるのも自分と相手だけで『現実の世界』が構成されている訳ではないからです。
自分の外にあるのが『世界』、自分の中に『世界』がある訳ではない!!
自分が見えている外の『世界』の中に自分がいる!!
つい自分勝手な行動をしてしまう方はこのことをしっかりと意識した方がよいとカウンセリングクリエイトハートは考えます。
カウンセリングクリエイトハートは相談者様が良好な人間関係を構築していけるよう『ジョハリの窓』を使って【解放領域】を広げていくコミュニケーションができるよう心理カウンセリングをおこなっていきます。
カウンセリングクリエイトハートのコミュニケーションの分類のご説明の最初のページ、目次をご確認される方は以下のリンクを押してください
NO225.『道具的コミュニケーション』と『自己充足的コミュニケーション』ー『目的』による分類
カウンセリングクリエイトハートのコミュニケーションのご説明の最初のページ、目次をご確認される方は以下のリンクを押してください
NO221.アサーションのコミュニケーション
次回のブログNO234.『記憶』してもらい、『想起』してもらいやすくなるための『気分・感情』コミュニケーションで、『気分一致効果』を活用して、相手に『記憶』してもらい、『想起』してもらいやすくなるための『気分・感情』コミュニケーションの方法をカウンセリングクリエイトハートがご説明いたします。