NO218.『対人葛藤』の対処法について

ブログ218

今回のブログは、『対人葛藤』の対処法についてというテーマでカウンセリングクリエイトハートがお話したいと思います。

『対人葛藤』

タックマンとジェンセンは、集団の発達には、形成期、騒乱期、規範期、遂行期、解散期の5つの段階があることを示しています。

よって、集団が形成されると、集団の発達によっては、メンバー間の対立が生じる『騒乱期』が想定されます。

この時に現れる人同士の間の利害や意見の対立・不一致により個人の目標が他者の行動によって妨害された状態のことを『対人葛藤』と言います。

『対人葛藤』が生じると、集団存続の危機を迎える場合もあり、集団の維持には、『対人葛藤への対処』が必要になります。

『対人葛藤への対処』

藤森氏は、特に職場における対人葛藤を解決するための4つの対処法を示しています。

①回避型

対人葛藤に関する自分の欲求や意向を全く表明しない、あるいは、間接的にしか表明しないで、あくまで個人的な解決を図ろうとする方略

②同調型

対人葛藤に関する自分の欲求や意向を直接的に表明することを差し控え、相手に譲歩することによって問題の解決を図ろうとする方略

③個別型

対人葛藤に関する自分の欲求や意向を表明したり、あるいは、相手を非難することにより、相手に譲歩することを求め、個人的な目標を達成しようとする方略

④統合型

対人葛藤に関する自分の欲求や意向を表明しますが、相手の否定的評価を述べるようなことはしないで、相互の利益となるような解決策を模索する方略


以上の4つの方略の内、統合型は職場の人間関係に対してネガティブな効果を及ぼしませんが、回避型は相手に対して感情的なわだかまりを残すネガティブな効果を及ぼすことが明らかになっています。

『対人葛藤』は、職場集団では不可避の事態ですが、それを否定するのではなく、建設的に対処していくことが集団にとっては重要です。

なぜなら、

  1. 自分自身や他者、そして、その関係について理解を深め、
  2. 新しい考え方や優れた視点を発見する機会を増やし、
  3. 職場の対人葛藤を効果的に処理するための調整能力の発達を促進することになるから

です。

『対人葛藤』は集団を発達させる絶好のチャンスと言えます。

関連ブログ

NO210.ムダ、ムリ、ムラを無くし、能率を上げる
今回は、ムダ、ムリ、ムラを無くし、能率を上げる方法について札幌カウンセリングクリエイトハートが『能率10訓』を用いてお話します。
NO211.会社、組織、チームを維持する要素は?
今回のブログは、メンバーを会社や組織に留まらせる『集団凝集性』について札幌カウンセリングクリエイトハートがお話します。
NO212.メンバーを集団に留まらせるには?
今回のブログは、メンバーを集団に留まらせるには?というテーマについて札幌カウンセリングクリエイトハートがお話します。
NO213.集団の硬直化
今回のブログは、集団の硬直化とその5つの原因について札幌カウンセリングクリエイトハートがご説明させていただきます。
NO214.集団での対人関係『競争と共同』『支配と服従』
今回は『職場集団』における『対人関係』の4対の内の2対、『競争と共同』と『支配と服従』を札幌カウンセリングクリエイトハートがお話します。
NO215.集団規範による個人への影響
今回のブログは、集団の『斉一化』と『規範』について札幌カウンセリングクリエイトハートが分かりやすくご説明していきます。
NO216.集団での対人関係『同調と逸脱』『達成と親和』
『職場集団』における『対人関係』の4対の内の2対、『同調と逸脱』『達成と親和』を札幌カウンセリングクリエイトハートがご説明します。
NO217.『対人認知』と『対人魅力』について
今回のブログは、『対人認知』と『対人魅力』についてというテーマについて札幌カウンセリングクリエイトハートがお話します。
NO219.集団のデメリット①
今回のブログは、集団のデメリット①というテーマについて札幌カウンセリングクリエイトハートがご説明させていただきます。
NO220.集団のデメリット②
今回のブログは、集団のデメリット②というテーマについて札幌カウンセリングクリエイトハートがお話ししていきます。